《MUMEI》
黒の英雄と古都の遺跡
数日後の夜。一行は古代帝国の大神殿跡に来ていた。
付近の人々は獣類の泣き声や姿を見かけ、怯えて避難してしまって誰も居ない。
神殿は屋根が欠けて月の光が漏れている。
神殿の奥。祭壇上にひとつの影。
「!!!」
現れた純白の狼は遠吠えをすると、緩やかな足取りでこちらに向かってくる。
レアンが刀を抜くのと、狼が跳びあがったのは
同時だった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫