《MUMEI》

真『えっと、どうかした?』
慧「その格好可愛い」
真『ありがとう。』
慧「で、今日はちょっとお願いがあるんだけど」

そのお願いというのは、今日だけ彼女でいてほしいというお願いだった。
理由は鈴さんがどうしても会いたいらしい。私に。

慧「いいかな?」
真『いいけど、その後どうするの?』
慧「その後考える。」ニコッ

ニコッじゃねぇよ。
計画性というものがないのか!お前はよぉ。
ま、いいかな。

慧「じゃあ、今日の放課後迎えにくるね。」

ニコニコ手を振って去って行く慧はどこか遠い人に見えた。
実際距離は遠いけど。てか、もう見えないし。
心の距離はそれ以上に遠く感じたって意味ね。

空「真亜ちゃん。槙沢くん、なんて?」
真『ひーみーつ!!』
空「ぷうっ」

可愛いやつめ!!こんな小動物他にはいないね。
とてつもなく可愛いのでそのままにしておいた。
あとで、少しキレタけど。

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