《MUMEI》

ただいま授業中なのですが、
隣から火傷しそうな位暑い視線を受けています。
とてもじゃないけど集中出来ません。

紗『あの、睨まないでくれない?』
真「睨んでない。見つめてんの」
紗『なぜに?』
真「なんとなく。ダメ?」
紗『ダメ。授業ちゃんと受けて。』
真「紗南次のテスト勝負な。」

あんた私よりバカなのに勝てるわけないじゃん。
こんな勝負私が勝つに決まってるわね。
このNO.1と勝負なんて度胸あるのね♪

早「神崎さんこれもらって。一応俺のだよ」

急に山田くんに渡されたのは山田くんのメアド。

紗『なんで?』
早「神崎さんなら篠原先輩の写メ持ってるかな?と思ったから」
紗『あー。あとで送る』

確かに沢山持ってます。
子供の頃とか笑顔とかその他色々。
そりゃ幼馴染ですから!!
まあ、恋愛感情とかないけど。
私、百合とか嫌いだし。
そんな事考えていたら授業が終わった。

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