《MUMEI》
まさかの!?
「うーん…」

今朝からずっと桜子ちゃんが溜め息をついている。
「どうしたの?」
聞いてみると桜子ちゃんが
「あのね…あたし、杏奈と慎一先輩お似合いだなぁ〜と思って。」

…………!?!?!?
「な、なな何で!?」
「なにパニックになってんの!」
いやいやいや
そりゃパニックになりますから!
「だって…桜子ちゃんがおかしなこと言うから!」
ほんとですよ…もう…
「ねぇ。杏奈気付いてないかも知んないけど…」

桜子ちゃんの顔が真剣な顔になった。
ちょっ…ちょっとこ、怖い…恐ろしい…

「な、なに?」
ドキドキして手に変な汗をかきながら返事をした。

「あのね、杏奈。あんた実はものすっごいモテてるのよ!?」

「へっ/?/!/?/!/?/!」

ななななななななななっ////////////

私…こんは私がモテると!?
桜子…大丈夫?
いや…自分大丈夫か?(笑)

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