《MUMEI》
ティリアムの強さ
ティリアムは、急にクネクネダンスを踊りだした。
「・・・」
アスカは無言で殴った。
「痛!!・・・何!れっきとした魔法だよ!!」
「はぁ?」
アスカは、とげとげしい言い方で聞き返した。
「これは、水の弾丸を作る魔法な・・・」
言葉は途中で途切れた。アスカが沈黙の札を投げつけたのだ。
「!!!」
パクパク口を開けているティリアムをみて、皆で笑った。
 これは、いつものことだった。ティリアムは、お笑い要素満載だった。だから、「プギャー」とか「アウゥゥ」とか言っても皆笑ったり驚いて逃げる程度だった。だが、今日は違った。話せなくても、呪文を唱えているようだった。すると、ティリアムの前に巨大な水の刃がはっせいした。

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