《MUMEI》

父親と、ならず者が来たのか?

うん、拳銃持ってた…タクヤを殺すって……

それで、薬を注射されたのね?

うん、目が覚めたら、山崎に犯されてたの……父が見てる前で…

自宅でか?

………私の部屋で…私のベットで…
タクヤが来たの、わかったけど、口に変な器具はめられてて、手も縛られてて……
妊娠しろよなって……出されたの…

酷い………それで、自殺を?

………ううん……そんなんで、諦めないよ…
徹底的に逆らったよ
犯されたって、心までは奪えない…

うん、私もそう思う

母から、本当の父のことを聞かされたわ……
父が、私を要らないって言ったわ
佐久間を毛嫌いしてた…
山崎もよ……
子供生んだら、後は自由にしてやる、
男の元へ帰れば良い……
お母さん、私を助けてくれなかった…
お父さんのためよって……
犯され続けたわ……
タクヤ、佐久間さんに気に入れれてた…
未来が開けるのに……
汚された………家族も…私をモノ扱いしてる………私の犯された死体が…出れば………警察だって全部が悪い人じゃないはず
死体になれば、訴えられる…
隙を見て、薬物を自分で大量に接種したのよ……
後は………曖昧……なにが、どうなったんだか、わからないわ…

…………タクヤ、拳は要らないよ、私ら女だよ

あ………ごめん………ふぅっ……ありがとう、ユイ…冷静に、なれたよ

……凄いな、ユイ…
タクヤの感情を、しっかり抱いてるんだね

……トウコさんのことになると、無茶するからね……
他のことで、タクヤは悪魔にならないよ

悪魔?……

街を潰そうとしたんだよ

なに、それ?

まだ、話してなかったよね

ユイが、トウコに、話してたんだ



前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫