《MUMEI》

空「私もね空って言うの、雨音空です」

私に空って名前は合ってないけど彼には合うわね。

だってまるで空みたいに綺麗な顔で笑うんですもの

月「俺のことは月って呼んでください」

空「何故?」

空って貴方に合うのに……

月「空も好きだけど月のほうが好きだから」

空「そう、空って貴方に合うと思ったのに」

月「そ、そんなこと無いです」

慌てて否定する月君

空「そう言えば貴方って幾つなのかしら」

年上ならば敬語にしなければ成りませんし。

月「あ、17です」

空「まあ、同い年なのね。私も17よ」

月「そうなんですね」

空「敬語は止めて下さらないかしら」

同い年に敬語を使われるのはあまり好まないわ

月「あ、ああ。分かった」

敬語を止め砕けた話し方になると少しクールなイメージになる。

空「貴方何時もこの病院の空を撮るわね」

不思議だったのよね

月「何だか箱庭の空を連想しないか?」

っー

空「え、ええ。私何時も思っていたわ」

吃驚したわ。

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