《MUMEI》

話し声で目が覚めた

うん、8度ちょっとあるの、病院連れてくから

…………うん、暫くこっちにいるね
うん、……使ってないよ、一円も、

………うん、お父さんが一番わかってるのかもね

……うん、とにかく、しばらくこっちにいるから、うん、じゃぁね

………母さんと、話してたのか…
寝てよう、話す気もおきねーよ

…………いけねぇ、バイトだったんだ!

飛び起きたんだ

翔、どこ行くの?
熱あるんだよ!

バイト……稼がなきゃ死んじまうだろ

ダメよ!

退けよ!、どんだけ俺の邪魔する気だよ!

………でも……

ユカ、連れてこいよ、バージンにしてさ、
そしたら許してやるよ

ムチャクチャな事を言って、部屋を出たんだ

その日は何とか、でも、生徒に風邪を移せないし
家庭教師の会社に電話して、風邪引いたから、休ませてくれと、頼んだんだ

ローテーションから外されるかもしれない
指名がなくなるかもしれない
でも、受験生に移したら、大変だもんな…

薬を買って、帰ったんだ

姉貴、まだ、居やがった

熱は?

おでこを触られた

押し倒した下着を無理矢理脱がせたんだ

破ける音がしてた

股開けよ、どうせ、見てんだからよ、ムービーで

………これでいい?

脚、開きやがったんだ

指を突っ込んだら痛がってた

ユカの、触ったことある……指は入れないでねって、言ってたけど、濡れてたよな……

フラフラしてた、勃起してるのに…

……寒気がする

寝よう…

もう、帰れよ、妊娠させるぜ

薬を飲んで、服を着たまま、ベットに潜り込んだんだ

出てく音がしてた

………ゆっくり、寝れるな

……

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫