《MUMEI》

「はい、校長が話があるので校長室に来てくれと伝言です」 

なんだろ?なんかしたかな

「はい、すぐ行きます」

「お願いしますね。場所は分かりますか?」

んー・・・

「分かんないです・・・」

すみません方向音痴なんです・・・。

「じゃあ、一緒に行きましょう」

「はい!」

良かった。また迷子になるとこだった。あっ!

「瑠衣君ゴメンちょっと行ってくるね」

「大丈夫ですよ。いってらっしゃい」

ニコッと笑った瑠衣君は、カッコ良くてドキッとした。

「はい!行ってきます」

私は荒木先生と校長室に向かった。

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