《MUMEI》 香奈らしさ〜江上視点〜 香奈のため息を聞き 私は、いつもの香奈らしくないな・・・。 元気を出して欲しいな。 っと考えていた。 そして私にできることは 香奈の話を聞いて 応援してあげることだけだと思った。 「ねぇ香奈? 相手が誰であれ 人を好きになることって 素敵なことだと私は思うの。 だから 相手に伝える前に 自分の中だけで 考えて終わらせちゃうのは ・・・もったいないんぢゃないかなぁ? それに 香奈は今のままで 後悔しない? 私は、 悩んでるより 今何ができるか考えて 行動している方が 香奈らしいと思うな♪」 っと言って微笑んだ。 香奈は、うんと言いながらも まだ悩んでいた。 30分ぐらい経った頃 香奈が 「瑠衣が言ったように ウジウジしてるのは 私に似合わないよね♪」 っと言って笑った。 自分の中で やっと答えが出たのだろうっと 私も納得して 香奈に笑顔を返した。 香奈は「瑠衣♪ 話聞いてくれて ありがと! おかげで答えが出たよ♪ 私の気持ちが、伝わるまで 私、頑張るよ! また報告するから! 本当にありがとね♪」 っと言って満面の笑みを浮かべた。 私も「きっと香奈の気持ち伝わるよ! 応援してるからね♪」 っと満面の笑みを返した。 香奈が元気になって良かった。 次は ・・・・・西村くんに 私の気持ちを 伝える番だ・・・! 西村くんに 受け止めて貰えなかったら・・・ って考えると ・・・怖いけど。 でも西村くんを 傷つけたまま 私の気持ちを伝えないまま 逃げることなんて 出来ない・・・! っと腹をくくっていると あることに気が付いた。 そういえば・・・!! 今日、西村くんに 先に帰ること伝えてなかった・・・。 西村くん、怒っちゃったかなぁ? 明日、それも含めて 謝らなきゃ。 私と香奈は 日が暮れるまで 色々な話をした。 そして「また明日!」っと言って 家に帰って行った。 前へ |次へ |
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