《MUMEI》

「失礼しました」

と言って2人で校長室を出た。

「瑠衣君ごめんねいきなり抱きついちゃったりして」

しばらく歩いてから凛さんが話しかけてきた。

「ん?ああ、大丈夫だよ落ち着きましたか?」

「うん!ありがとね」

まあ、実際は僕のほうはまだ心拍数が早い凛さんの前で顔が赤くなんないかが心配だった。

「瑠衣君、私女子一人でもホントに平気かな?」

「大丈夫ですよ。みんな優しいから。ほらもう着きますよ」

「はぁードキドキしてきた」

もう少し2人で歩いていたかった・・。

そんな願いはあっけなくおわった。

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