《MUMEI》
ごめん、好きだ…
「ちょっと、また寝坊したの!?」

ッるせーなぁ…悪ぃかよ…

「あ、そぅだ、ねぇ今日私んち、来ない!?」

は?嫌だね。

「この前ね!?下校中に可愛い子猫見つけたのーッ」

…だから?

お前の話はいつも、俺に話しているようで、独り言を言っている…。

俺は別に反応なんかしちゃいない…

ま、簡単に言ったら無視。
ってやつ?

けど、全てちゃんと心のなかで返事はしてる…。

「もぉッ!!反応ぐらいしなさいよね!?」

だりぃんだよ…ったく…

「もしかして…私のこと…嫌い?」

「…はぁ…ごめん、好きだ」

「ぇッ…///」

ごめん、好きだ…

あり得ないほどお前に惚れてる…。

「ばーか、笑」

愛してる…ずっとお前だけを。

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