《MUMEI》
胸の痛み
  〜香奈視点〜


月曜日の朝

教室に入ると

瑠衣が私の名前を呼び

駆け寄ってきた。


私は、何が起こったのか分からず

目を丸くしていた。

実穂の声を聞き

我に返る。


実穂をなだめると

実穂は、私の席の方へ

向かっていった。


私は、

緊張や久しぶりに話すので

何と言っていいのか分からず

瑠衣にそっけない態度をとってしまった。

すると瑠衣は

私に話があるから

一緒に帰ろうと誘ってくれた。

私も、優斗に

勇気づけられ

瑠衣に謝ろうと思っていたので

私も話があると

瑠衣の申し出を受けた。


瑠衣との話が終わり

席に向かうと

珍しいことに

翔と実穂が仲良さげに

向かい合って

話していた。

私は「あれ?めずらしいことも

あるもんだね♪」っと言って

自分の席についた。

すると実穂が

意味ありげな笑みを

浮かべ

「まぁ〜ね☆」っと言った。

私が「何かあったの?」っと聞くと

実穂が「秘密〜☆」っと言って笑った。

冗談なのは

分かっていたのに

私の胸にチクリと

針が刺さった気がした。

でも、その時は

あまり気にしなかった。

少しして麻子がやってきて

やはり同じ質問をした。

でも答えも同じだった。

また私の胸にチクリと針が刺さる。

優斗がやってきて

またまた同じ質問をする。

すると実穂は

冷たく返す。

多分、優斗が私を振ったので

仕返しのつもりなのだろう。

私は、慌てて実穂をこずく。

でも、あまり優斗は

気にしていないようだ。

ホームルームが始まったので

麻子と実穂は

自分の席に戻っていく。

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