《MUMEI》
嫉妬
  〜香奈視点〜



私は優斗に

「翔と実穂何があったんだろうね?

いきなり仲良くなったよね?」っと話かけた。

優斗は「だよな?

俺も教室入った瞬間ビックリした。」っと笑った。

いつもなら

私と優斗が話してたら

必ず翔は

話に入ってくるのに

今日は、なぜか

翔は話に入ってこなかった。

それを寂しく思う私がいた。

自分でも戸惑っていると

チャイムが鳴り

ホームルームが終わった。

一限目の準備を

していると

実穂が翔に一緒に行こうと誘っている。

私は、それを見て

無性に腹がたった。

自分でもなぜ

腹をたてているのか

分からなかった。

しかし2人が

一緒に行動していると

自分の中に

黒く渦巻く気持ちが

あることに気が付く。


何でそんなにベタベタするの?

実穂には

純一くん(彼氏)がいるのに・・・


そんなに

・・・・・触らないでよ!!


!!!


自分の感情に驚く。


私、今、何て思った?

私は、翔の彼女でも

何でもないのに・・・。


でも、仲良さげな

翔と実穂を見る度に

イライラする私がいる・・・。


どうしちゃったの私??

イライラに戸惑いながら

1日が過ぎていき

瑠衣との約束の時間になった。

瑠衣と話していると

実穂の"秘密〜☆"っと言う言葉が

蘇ってきて

つい瑠衣にまで

当たってしまった。

みんな隠し事して

本音言わなくて

腹がたった。

親友なら

少し汚いことだって

本当のことを言って欲しい。


そんな私を見て

瑠衣は、きちんと思っていることを

話してくれた。




私たちは

ずっと親友。

何年か経って出た答え。

これからも大切に

していきたい。

色々な話をして

私は、瑠衣に今日感じたものを

聞いて貰うことにした。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫