《MUMEI》 歳上の女性何となく、気まずかったんだ この前朝までカラオケに居て…始発でバイバイしたけど… マオミさんの、辛い過去を知っちゃったし、 ジュリさんとも、曖昧なままだし… 待ち合わせの場所に行くと、もう、二人が来てたんだ 当然のように助手席に座るんだね ライバルなの?、マオミ 勝負にならないわよ…… 後部座席から、運転席のヘッドレストを抱えるようにして マオミさんが、言ったんだ 化粧の匂いがする 二人でメールとかしてるの? マオミさんに聞かれたんだ 俺…答えなかったんだけど 口説いて来ないのよ…誰かさん そう、ジュリさんが言ったんだ ……私に気を使ってるとか? また、聞かれた… ジュリさんも俺を見てる… 答えなさいよね うわっ、後ろから首閉められた、 冗談ぽくだけど な、なんかさぁ、意識しちゃうと、どう誘っていいかわんかんないんだよね… なによ、それ 好きじゃない人なら、堂々と行けるんだけどさ 苦笑いしながら言ったんだ ……バカじゃないの、黙ってホテルに連れ込めば良いのよ OKなら、着いてくるわよ 断られたら気まずいじゃんかぁ… くすっ、もっと好きにならなきゃ、エッチはしないわよ ジュリさん、そう言って、シートベルトをしてたんだ シートベルトで、胸の膨らみが強調された わたしの方が大きいわよ マオミさんが、言ったんだ 見てたね、胸… ジュリさん、そう言うし… …………バレてるんですね… か、勝てない……… 歳上の女性……手強いっす… 車を走らせ出したんだ ポッチャリ彼氏さんには、秘密らしいから 知らないことにしといて、と、念を押されたんだ 隠し通すらしい、彼女さん まぁ、そうだよね… 翔、私に同情は止めてね ギリギリで自分を納得させてるの ……射精されてないから マオミさんの声… あるね、それ ジュリさんの、声… みっともなかったなぁ、暴れまくったもん 何度も転ばされ、髪捕まれて 殺すぞって言われて… それでも嫌で嫌でね… マオミさん、身体を前にさせ、 俺の近くで話すんだ 普通の女の子なら、恐くて抵抗も出来ないよ ………私はレイプされた経験があるから、抵抗できたの そう、俺に話したマオミさん ユカを責めるなと言いたいのかも… その後、彼としたけど、罪悪感は無かったわね… 余計に冷めたかな 翔に指………あのときは、気持ち良かったよ 耳元で、囁かれたんだ ………… 前へ |次へ |
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