|
《MUMEI》 翔から、聞いた話ししかわからないけど 翔は、間抜けじゃないよ 悔しい気持ち、わかる… でも、それは彼女も同じだと思うんだ… 私ね、初めての経験、覚えてないの… ………酔わされて……元彼に… 恋愛に憧れてたのかな… ……何となく、付き合って、キスもしたし、身体も求められたけど、しなかったんだ 胸ぐらいは触らせたけど、下は嫌だったの パンツぐらい、見せたこと有るけどね 彼氏って存在が欲しかっただけだったのかなぁ だから、すぐ、別れちゃったんだ 中３の時の話だよ それでね、高校２年の時、すごく好きな人ができてね その人が、告って来てくれたんだ 嬉しくてね、でも、答え焦らして 高３になってから付き合ったんだ 付き合った初日に、キスして、下も触られて、でも、エッチはダメって… 二人きりになると、いつもキスしてた エッチ経験してみたかったけど、 まだ、いいやって いつか、するんだろうなぁ、この彼氏とって…… でもね、春休みに、皆で飲んだとき 酔わされて…元彼に、やられちゃったの 私の彼氏にね、バージンもらったよ、ごちそうさん 俺のお古と仲良くなって…言ったのよね… ……凄く責められたよ たくさん泣いたな… ……その彼氏ね、私を憎むことで、悔しさをまぎらわせたのかな 私を嫌いになって楽になれるなら、それでもいい……私が悪いの でもね、ムリヤリ私を犯したの 悲しかったな…… 別れる前にやらせろよ…だって …なに、それって…… 止めてって、言ったよ あいつはよくて俺はダメなのかよ… 私の気持ちはどこに行くの？ 悪いのは私……けど、こんな思いをしなくちゃいけないのって…… 身体なの、欲しかったのはって… ……翔の彼女が、私と同じとは言わないけど、憎まないであげて…… 翔の悔しさは、私が受け止めるから ジュリさんの言葉に、身体が震えたんだ 自分でも、どうしようもないぐらい、震えてたんだ ………… 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |