《MUMEI》
二人きりの見張り
闇「…はあ……」

引き受けてしまった仕事はやり遂げるしかないよね…にしても…

土方「・・・。」

無言だ・・・この状況が気まずい(汗)
土方さんの事だし仕方ないだろうけどやっぱり…話しかけるしかないか!

闇「ひ…土方さん!今日はいい天気ですねー…」

土方「ん…そうだね…」

会話終了(笑)早すぎはしないか!!途切れるのがっ………!!

闇「えーと…練り飴…食べます?」

秘技…練り飴!!どうだっ!近藤さんは大喜びな食べ物だ!!

土方「甘いもの苦手だから…俺。辛党だから…」

静かにツッコミをいれられてしまった…(汗)恐るべし土方さん。

闇「あ…そうだったんすね…(汗)」

土方さんにあげる予定だった練り飴を自分で食べる…美味しいけどね(苦笑)

土方「雲風、ちゃんと見張れ」

闇「は…はい!!」

やっぱり怒られてしまう…いつもの事だけど中々馴れない…(苦笑)

土方「…さて…」

闇「……?」

持っていた袋から何かを出す…そう、『たくあん』だ。土方さんの大好物である。

土方「食べるか?美味しいぞ?」

そう言うと僕にたくあんを差し出す。

闇「あ、はい頂きます…」

実の事を言うとたくあん…僕の苦手な食べ物の一つである。…しかし土方さんにそんな事言ったら間違いなく斬られる……!!

土方「んぐんぐ…」

頬を膨らましながらたくあんを口にする土方さん…何か可愛い…(笑)
僕も渋々口にする…。

土方「美味しいだろ?」

闇「はい…とっても美味しいです!」

本当に美味しかった…手作りなのであろう…。

土方「見張り…再開するぞ」

闇「は…はい!!」

この出来事から僕と土方さんとの心の距離が少しづつ縮んでいく事になる。

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