《MUMEI》 落ち込んでしまっている様に、二人はひどく悪い事をしている気になってしまった 「……もう一回、作ってみ」 「……なっちゃん?」 「こういうのは慣れだろうからな。もう少しだけ、付き合ってやる」 此処で自分が諦めてしまっては何となく後味がわるい、と改めて作ってみる様言ってみる 二人の意欲はどうやら失せては今買った様で すぐさま立ち直るとまた台所へ 「……相手の男、重てぇだろうな」 「確かにな。まぁ、女の子らしいといえばそうなんだが」 互いに顔を見合わせながら苦笑を浮かべて見せる 台所でいまだ右往左往する岡本たちの姿を眺め見ながら 前野たちは溜息に肩を落としたのだった…… 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |