《MUMEI》

「お前ら顔見知りみたいだな。後は頼んだぞ。」
そう言い組長は部屋を出た。
「「……」」
お互い何を話せばいいのか
わからないため、沈黙が続く。
「…とりあえずなんでお前がここにいるんだ?」
ようや口を開いた。
「えーっと…話せば長くなるんだけど…………ってことがあったんだ。」
と、ヤトは自分に起きた
出来事をペラペラ話していく。
ヤトは俺とシノの近所に住んでるやつだ。
近所に住んでるから昔は
よく一緒に遊んだりしていた。
どうやら借金をしてしまったらしい。
だからここで金を稼ごうと来たらしいが…
「お前、ここは何の仕事する所か知ってるか?」
と訪ねたと同時に
「あら?ヤトじゃない。こんな所で何してるの?」
と、い言ながらシノが入って来た。
「あ、シノじゃねーか!今日からここで働くんで宜しく!」
と笑顔でシノに言うやと。

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