《MUMEI》 今、話さなきゃ、話す機会を失うわよ…… ……翔、ジュリを置いてくわね でも、これだけはわかってあげて ジュリ、こう言う恋愛をしたことがないの どうして良いかわからなくなってるの、だから、電話もメールも出来なかったんだよ… 駆け引きとか、そんなんじゃないからね ………マオミさん、そう言って、帰っちゃったんだよね 二人きり …………ジュリは、なにも話さないまま、うつむいてたんだ ………寝たの? 俺の言葉に、首を横にふってた ………向こうはその気だったの? ………返答はない ………触られたの? 何も、答えないジュリさん ………どうして、二人きりで会ったの? やっぱり答えないんだ 話したく、ないんだね? 俺の言葉に、泣き出してた ………会話もなく、朝を迎えたんだ 送るよ 俺…他に言葉が見つからなかったんだよね ………… 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |