《MUMEI》

「あ、次の選択移動だぜ。槙村確か俺と同じ美術だろ」


「そうだけど」


「私音楽だ。別れなきゃじゃん最悪〜」



本当に嫌そうに、舞子ちゃんが私を抱き締める




まだ慣れないなぁ ドキドキするなぁ




私は最近、女の子の柔らかいにおいを知った





私とは似ても似つかないような違いがある気がする




「おーい、小平。離してやれよ。ほら、槙村行くぞ」



「あ、うん。ちょっと待ってて」



慌てて準備をし始めた

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