《MUMEI》

「ただいま、おかあさん」




長い 長い廊下の向こう



リビングにおかあさんは座ってた





知らない人と一緒に







「早かったじゃない。ほんと出来の悪い子」



「この子が娘さん?」





「そうです。私がおかあさんの娘」





喉の痛みを堪えたら、少し挑発的になった





「…そうこの子が私の娘。会うのも今日まで、血の繋がりも今日まで」






え ?





「君の御両親、離婚したそうだよ」

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