《MUMEI》

家路は妙に長く感じる




満員電車も気にならない





いつも、家で俺を待っててくれてるかあさんの事を考えていれば、気にならない




うん






《次は――日溜―日溜――……》





ビクッと肩が持ち上がる



本当は 俺 この駅で降りるんだけど





一度も降りたことないんだよな

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