《MUMEI》 ガチャリ 鍵を右に回し、扉を開ける 大丈夫 大丈夫 「ただいま。かあさん、居るよね?」 ついつい疑問系になるのはいつものこと 「かあさん?」 リビング、トイレ、風呂 何処にもいない リビングの隣の襖を開ける 「やっぱりここにいたの…」 かあさんは、とうさんの写真と向き合っていた いつも そうだ とうさんはもういないのに かあさんの心は囚われたまま 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |