《MUMEI》
プロローグ
幕末の京の町。

裏路地を駆け抜ける人影。

「!?」

男装をした少女ー雪村千鶴ーは息を潜める。

白い髪に赤い目。狂気に満ちた男性らしきそれは、
少女を見つけると跳びかかってきた。

「きゃあっっっ!?」

千鶴が悲鳴をあげる。

「ぐぇっ……………」

寸前で体が崩れ落ちる。

そこに立っていた彼らを見たとき千鶴は

狂い咲きの桜の様だ

そう思った。

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