《MUMEI》

『で、いつ夢界に行くんだ?』


「明日には、ここを出発したい。」


「でも、テンアちゃん!どうやって、夢界に行くの?」


「ここの庭にある噴水を使って、通路を開くことができる。」


「僕んちの噴水で!すごい!」


「でもテン…。俺たちは、魔法とか使えないんだぜ、どうやって、モンスターとか、倒すんだ?」


『そうだよな、テンアは魔法が使えるみたいだけど…。俺たちは何もできないぜ!』


「大丈夫だ。これを使えば…。」


と言って、テンアは、小さなバックから、何かをとり出した。

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