《MUMEI》

青紫がかった髪の人物が血振りをして納刀する。彼が斬ったのだろう。

「一君ってこんなときに限って仕事が早いよね」

横にいた茶髪の人物がじーっと睨む。

「俺は勤めを果たすべく動いたまでだ。」

平然と言い返す。まぁ、ごもっともですが。

「……屯所まで来てもらうぞ。」

中央にいた長い黒髪の人物が千鶴に向かって言った。

千鶴は抵抗すると斬られると思い、ただただ頷くしかなかった。

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