《MUMEI》

慶応三年、大政奉還がおき、倒幕派の武士が京の街に集結していた。

新選組は倒幕派を監視すると共に小競り合いも起こしていた。

新年早々倒幕派は軍隊を率いて攻め込んできました。永倉さんは雑煮が食べれないと言っていたけど、それどころじゃないようです。

「ここも時期に落とされてしまう………。いずれか一隊を戻さねば…。」

「なら、私が伝令行きます!!」

千鶴は自ら伝令役を申し出た。

「なら、龍雲寺にいる斎藤くんを呼び戻してくれないか?」

千鶴は駆け出した。
山崎さんと井上さんが待っている!!

しばらく走ると斎藤の後ろ姿が見えた。

「斎藤さん!伏見奉行所が大変なんです!早く戻ってきてください!!」

しかし斎藤は敵と対峙していた。天霧。風間と一緒にいた”鬼”だ。

「人間の身ながら私と戦うことができるとは…見事です。……今回はあなたの力量に免じて見逃しましょう。」

「っ!!!」

「ですが、気をつけなさい。風間は彼女を欲しています。」

そういうと天霧は立ち去っていった。

奉行所に戻る途中、風間に出会ってしまった。

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