《MUMEI》
グミ
「寝てたんだ…。怪我とかしてないんだよね?あと、テンアちゃん、昨日は外で過ごしたんだよね?」

「あぁ。」

「ご飯は、どうしたの?」

「これを食べた。」

と言って、また小さなバックから、変なものを出した。


『なんだそれ?』

見た目は、不味そうなグミだった。

「私のご飯だ。」

「ご飯って、それうまいのか…。」

「うまい?味はないが、腹は膨れる。」

「ちょっと俺に、食わせろ!」

「僕も食べてみたい!」

『俺も!』

「あぁ、残りは、ちょうど3つだ。」

テンアは俺たち3人に、グミみたいのを渡した。

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