《MUMEI》
マオミさんの、元彼
ポッチャリ彼氏さんと、アケミさん
凄く良い感じだったなぁ

乗り越えたんだ……凄いよ、

そう、思ったし、自分のガキさも痛感したな

マオミさんを送る車内では、
ジュリとマオミさんが昔話に花が咲いてた

知らない名前、知らないことがら

マオミさんの方が、告白された数が多いのかぁ

ジュリ、話し掛けにくいもんなぁ

黙って、そんな話を聞きながら、運転してたんだ

マオミさんの、家の前に、車が停まってた

げっ、カズ、来てるわ…

マオミさん、そう呟いたんだ

復縁迫ってきてるの?

ジュリの言葉で理解したんだ、
元彼だって

……移動したんだ
自宅の前で話すのは迷惑だって、マオミさんが言って……
でも、元彼の車に乗りたくないからって…

ごめん、付き合って、二人きりになりたくないの

そう言われたら、付き合うしかないよね

……相変わらず良い女だなジュリ

…私に用があるの?

道端で話すのか?
どっか店入ろうぜ

ここでじゅうぶんよ、ストーカーみたいな真似やめてよね

ストーカー……おい、マオミ勘弁してくれよ
で、そいつは誰だい?

私の好きな人よ

ふ〜ん……趣味は悪くねーな、年下に鞍替えしたのか?

用件はなに?

……やり直そうぜ、マオミ

断ったはずよ

一回断られたぐらいで諦めねーよ

迷惑よ、家にまで来られたら

電話しても出ねーじゃねーか

めんどくさいからよ

浮気はもうしねーからさ

好きな人がいるのよね

まだ、付き合ってねーんだろ?

アンタに関係無いわよね?

……付き合ってても、奪うだけだけどな

迷惑よ

マオミじゃねーとダメなんだよ

知らないわよ、そんなこと
不特定多数の女と遊んでたら?

……満たされねーんだょ、マオミが居ないと…
誰と寝ても、つまらねーし

全部アンタの都合でしょ?
私に関係無いわよね

……俺はマオミが良いんだ
ジュリの身体も素敵だったけど、やっぱりマオミじゃねーと

!……

ジュリさんを見たんだ

ち、違うよ、寝てないよ

……なんなの?

あ、後で話すわ…

……今話せよ

ちょっと待って、翔、訳があるの?!
ジュリ、全部話したんじゃなかったの?

……だってぇ……

おいおい、その坊や、ジュリに惚れてんのか?
随分背伸びしてんなぁ

アンタは黙ってて

へ?、マオミ、その坊やに惚れてんじゃねーのか?

黙れと言ってるのが聞こえないの?!

へー、何だかおもしれーなぁ
坊や、ジュリのアソコ、かなり良いぜ、指2本でキツキツでよ、
早く、抱けるといいな?
したら、マオミも諦め……

翔!

喧嘩、売ってんのか?

……俺の胸ぐら掴むとはね
威勢いいな、坊や

お前、失礼な奴だな

へ、どうするってんだ、
男の胸ぐら掴んどいて、お話し合いはねーよなぁ?

…………

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