《MUMEI》
便利な道具
『何それ…。』


「風呂に似たものだ。」


「これが…風呂?」


「どうやって、使うの?」


「服を着たまま、中に入るだけだ。」


テンアは、公衆電話みたいのを開けて言った。


中は、何もなかった。


「どうやって使うの?」


「服を着たまま中に入れば、髪も服も全部洗ってくれる。」


「へぇー。」

3人同時に言った。

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