《MUMEI》
0 prologue
一瞬だった。





出来事は、一瞬だった。




空を見上げるには十分過ぎる時間だった。






どうして、君が一一一?



問いに答える人は誰もいなくて。






喧騒とサイレン。

けたたましく耳を劈く。





僕は一一一





だから僕は、青空が嫌いだ。

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