《MUMEI》
感情
「ユージも嬉しいのか?」


『あぁ、嬉しいよ!』


「私には分からない。どうして、嬉しいのか…。なぜ、こんなにも、喜ぶ。」


テンアは、
感情がないから、
分からないのか…。
でも…。


『分かるようになるよ、絶対。俺が色々教えてやる。』


「何を教えてくれるんだ?」


『笑うや泣く、感情だ。』


「感情…。」


「あぁ、そうだ。感情を芽生えさせてやる。」


テンアは、
ちょっと頭がいい
生まれたての
赤ちゃんと
思えばいいんだ…。

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