《MUMEI》
1
つまらなかったさ。


優しくすればすぐ勘違いする奴ら。





つまらなかったさ。


嗤っていれば笑いかけてくる奴らも。






つまらなかったさ。


同じことを続けてる自分に。






退屈で退屈で退屈で退屈で。
退屈で退屈で退屈で退屈で。
退屈で退屈で退屈で退屈で。



毎日が同じことの繰り返しで。




どうしてそんなに笑う?
どうしてそんなに怒る?
どうしてそんなに醜い?

どうして…?




どうしたら素直になれる?
どうしたら嘘を吐かなくなる?
どうしたら心から笑っていられる?


どうしたら…?





誰かに、気づいて欲しかった。

誰かに、理解して欲しかった。


というのはただの口実。
嘘。自分を隠す為の空虚な仮面。

だからいつもその場でいつもいつも笑っていたんだ。






それは、きっと今も。

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