|
《MUMEI》 嘘！ 嘘ついて、どうすんの？ 眼鏡のインテリだろ？、高橋っていう そう、よ 俺のところに来たよ ユズネは、僕と付き合ってるんだ、殴りっこやってる野蛮な男に声をかけられたくないね もう、女なんだよ、女の子じゃないんだ 君なんかとは、一生縁がない女なのさ そう、わざわざ言いに来たぜ 信じらんない…… あーいう、男は、別れ際も、能書き垂れそうだよな なんて、言われたんだ？ 言いたくない あっそう ほら、海だぜ 屋根開けてよ はいよ 風が冷たいね、でも、気持ちいい オープンカー 夜も、悪くないだろ？ ちょっと風が強いかな 気持ちいいわ、足元と、背中がポカポカなのに、頬の風は冷たくて この車で、女、口説いてるんだ？ ん、あんまりドライブは、行かないな 酒飲めねーじゃん、車だと 何人乗せたの？ んだよ 間宮じゃないみたいね、 スポーツ少年だったのに うっせぇ、 不思議ね、人って、変な繋がりだね そうだな タバコ吸ってもいい？ どうぞ、屋根開いてんだから、好きなだけ 吸わないの？ 止めてる あげるわ 悪い女だね、禁煙半年だぜ 一本ぐらい、へーきよ その一本で、ダメになるんだよなぁ、いつも くすっ、何度か、失敗してるんだ？ 飲みに行くと、吸いたくなるよな？ わかる、お酒と珈琲には、タバコよね だよな そんな会話で、俺も菊川も、笑みを見せてたんだ 、 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |