《MUMEI》 契約をしよう!その日は普通の日だった いや、今日も悪魔が蔓延っていた 百年前、神は悪魔に破れた それからは悪魔がこの世界を支配している 《悪魔様は絶対である》 それがこの世界の唯一のルール 俺はそれが嫌でならない 政府は極秘で神を召喚する儀式を行っていると親父が言っていた 俺もやれと言われているがめんどくさいので却下 「アルノくん?どうしたの?」 「いや…別に…」 普段の学校は保険室でサボる それにこの学校の人間は神を召喚する儀式を行っている 未来の希望を育てる訳だ 「あなたもいちをはこの学校の生徒なんだから、…ね?」 「俺は嫌だ」 悪魔は嫌だが勉強も儀式も嫌だ 「めんどくさい…」 いつもどうり、保険室で1日が終わるはずだった… キャアァァァアァアアァア 悲鳴が響いた 「何かしら!?」 おおかた誰かが儀式に失敗したんだろう 「あ…悪魔だぁぁあぁぁぁああぁあ」 悪魔!?!? 「悪魔?何故悪魔がここにいるの!?」 …ッツ!? 保険室の扉を開けるとそこにはまさに地獄絵図 …ハッキリ言って俺はこの学校が好きだった 保険室にも飽きていた… けれどこの学校が好きだった 「先生…ナイフ持ってる?」 「えぇ」 儀式の仕方は頭にはいってる 俺は先生からナイフを受け取ると自分の腕に突き立てた 俺は光と闇の真ん中にいた 「アルノくん!!」 先生の声が聞こえる どうやら儀式の最中らしい 儀式は一瞬で終わると思ってた 儀式をして、神との契約を承認する それだけだと… そこで、声が聞こえた 《お前か?我を呼んだのは》 《お前はだれだ?》 《ひどいやつだな、我を呼び出しておいて…》 《じゃあ、神…なのか?》 《まぁな、我はヴィオラ、》 《わかった、じゃあ俺がお前を呼び出したのか?》 《そうだ》 《なら…契約しろ》 《何故だ?》 《俺は学校を救いたい》 …はっきり言ってこんな儀式はただのまやかしだと思っていた 《…良いだろ、我はお前と契約する、詳しい話はまぁ、戻って落ち着いてからでも良かろう》 神、ヴィオラが俺の前に現れた 《では、参ろうか》 前へ |次へ |
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