《MUMEI》
ヴィオラ
俺は保険室で目を開けた
覚醒するのに時間は必要なかった
「ヴィオラァ!」
『わかっている』
ッグシャア
悪魔が倒れる
悪魔は合計2体あと1体
ッガシ、ブシュウッ
「っな…」
ほんの一瞬、
悪魔は消え失せた


悪魔は消えて政府の重役室へ案内された
どうやら〈神〉にではなく〈ヴィオラ〉に話があるらしい
今、この世界に居る神は簡単に言うと犯罪者である
扉を開けると親父がいた
「よう、」
「アルノ…」
親父は俺てはなくヴィオラを見据えている
「君はなんなんだ?」
『我か?我はヴィオラ、』
「そう言うことじゃ…」
「じゃあ、どういうことだ?」
………
「我々、政府のコンピュータには今まで召喚出来たcatastropheの神々にいろんなことを聞いた」
「例えば?」
親父はこう言った
catastropheの神々とは神の世界で禁忌を犯した神のことを表す
禁忌を犯した神々は牢獄にいれられた
その牢獄は縦長になっており地下に進む
最下層の神が一番悪く強い、下へいけば行くほど強くなる
先に召喚されたcatastropheの神々は自分の他の神のことも少なかれ教えてくれたそうだ
「その情報にそこにいるヴィオラは記されていない」
『?何故?』
「わしらはそこまで分からない」
ヴィオラ、
その容姿は美しく平安の貴族を思わせる
髪は深い青色のおかっぱで、瞳は鮮やかな紫色だ
人間にしても細いほうである
青紫の美しい着物?を着ている(和風だとは分かるが種類は分からない)
小さな花の模様がある
「んー、何で?」
『我はたぶん、最下層にいた』
「「っは?」」
『だぶんだといっておる』
prprpr
電話が鳴った
「はい、わかった、すぐに行く」
そう言って親父は走っていった
………
学校の宿舎へ帰ると
異様な静けさがあった
「何か言ってくれ」
『何でもよいか?』
「あぁ」
『お前は偶然を信じるか?』
「は?まぁ、信じるかもな」
『では、我は偶然も必然も同じものだと考える、分かるか?要は我がお主に出会ったのは、お主が我を呼び出したのはきっと偶然ではなく必然であったと思うのだよ、』
「は……はぁ」

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