《MUMEI》

「家族にだよ!今日、アキラの家に泊まるってな!」


「そうか、ユージは、家に電話しないのか?」


アキラとシンヤは、ユージの顔を見る。


『しない、家に電話しても、誰もいないからな。』


俺は、軽く笑いながら答える。


「家族がいないのか?」


『あぁ、生まれた時からな。』


「そうか…。」

テンアは、それ以上何も聞かなかった。

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