《MUMEI》 「左之さん、千鶴〜新八っつぁん見なかった?」 夏。今日は近所で夏祭りがあるらしい。 「平助くん?永倉さんは見なかったよ?」 廊下を奥から走ってくる藤堂。反対側から原田と千鶴が歩いてきた。 「祭にでもいく気か?残念ながら新八なら夜の巡察で寝てるぜ。」 近くの部屋を指差す原田。その部屋からは永倉のものらしきいびきが聞こえる。 「寝てるのかよ。左之さん新八っつぁん起こしていくから先に行ってて。」 「なんか俺ら強制参加か?まぁいいか。千鶴、支度してこい。」 「けど……そんなことして怒られるんじゃ………。」 「ちょっとぐらいなら土方さんもおこらねぇって。」 「じゃあ………支度してきます。」 千鶴は自室へと走っていった。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |