《MUMEI》

噴水の所に、テンアは座って待っていた。


『ごめんな、テンア。』


「8分遅刻…。」


「ごめんね、テンアちゃん。」


「ごめんな。」


「問題はない。それより、魔石はちゃんと、持っているか?」


「うん!ちゃんと持ってるよ!」


「分かった。これから、夢界への通路を開く。」


今日は、綺麗な満月だった。


テンアは、呪文みたいのを唱えだした。

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