《MUMEI》
惚れたら遊べない
日曜日の午後だった

スポーツジムで、ユズネの母親とばったり出くわしたんだ

会釈だけして、会話はしなかった

珍しいな、平日しか来ないと思ってたのに

シャワーを浴び、バーキングに行くと、
俺の車の前で、ユズネの母親が待ってたんだ

少し、お話し出来ませんかしら?

ユズネがお見合いをしたそうだ

そして、お付き合いをしてるってさ

そんで、母親に、それとなく誘われたんだ

すみません、女遊びをする気分じゃないんですよ
失礼します

その場を立ち去ったんだ

そしたら、夜、ユズネの姉が来たんだ

オートロックを開けなかった
招く気はない
俺が下まで降りていったんだ

意外ね、てっきり部屋にって、思ったわ

散らかしてるんでね、で、ご用件は?

……ユズネ、結婚しちゃうかもよ

ワザワザそんなご報告に?

……いいの?

良いも悪いも、ユズネが決めることだろ?

そう、もう、興味も無いんだ?

頼みがあるんだ

なにかしら?

もう、来ないでくれ

……迷惑だった?

迷惑だよ、ユズネが幸せならそれでいい
縁が無かったってことだよ

……遊ばれてあげようか?

結構だよ、惚れた女が居ると、遊びじゃ満たされねーからよ

あら、もう、女を見つけたの?
ひと月ちょっとよ、軽いのね

ユズネが誰と結婚しようが、俺はまだ、ユズネに惚れてる
お前らがウロチョロしてると辛いんだよ、二度と来るな、わかったな

ちょっと、待ってよ!

殴るぞ………失せろ……

な………

二度と面見せんなよな

……翌日、スポーツジムを病めたんだ

引っ越すことにした

気分転換になるかなって

ドコで暮らすかな

会社に近すぎてもなぁ

いっそ、転職しようかな?

けど、まぁ、仕事、面白くなってきてるしなぁ

イジケても、しかたねーよな
ユズネ、幸せになれよな…



前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫