《MUMEI》

「貴様……何をしている?」

千鶴の手には異形の花。
風間はじっとその花を見ていた。

「いつの間にっ……!さっき摘んで来たんです。綺麗……だから。」

「綺麗な花には毒がある………。手を見せろ。」

「……?」

千鶴は花を大きめの庭石の上に置き、両手を見る。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫