《MUMEI》

………あるわ、

ふざけないでよ!

しかたないわよ、本当に素敵だったんですもの
けど、どうこうしようとは思ってないわよ

意味がわからないわ!

感情的にならないで、
凄く、いろんなことで落ち込んでたの、
その全てが解決に向かったのは、彼のおかげもあるの
でもね、マサカズさんと生きてくって決めたのよ
優しい人よ、人を攻めない人
忘れられない男が居ることも、話したわ
快楽が、私の呪縛を解き放ってくれた
その男性は、私の身体を愛してくれた、
抱かれたことに後悔はないの、
手に入らない男だと言うことも、わかってたわ、
でも、想いは残ってる、仕方ないことよね?

…………邪魔されなきゃ、構わないわ
けど、女としてどうなの?
それで良いの?

どうして?
私はその男性に甘えてただけで、何かをしてあげようとは思わなかったわ
マサカズさんは、フラれて凹んでた、
同情みたいな気持ちもあったけど、抱かれてから、変わっていったの、
何かしてあげたい、助けてあげたい、
思い上がりかもしれないけどね

それは、わかるわ、
たぶん、それが愛だと思うもの……

そうよね、素敵な思いでと、感謝の気持ちを捨てることは無いでしょ?

素敵な思いで?
そんなに長く居たの?

短いわ、寝たのも数えるぐらいよ
けど、わかるでしょ?……

…………他の女にも、そうなのね

どうかしら、
わからないけど、本当に身体を愛された

………ヤリチンだからね、ケンスケ

けど、得意がらないわよね?

そうね、自慢はしないわね

………ヤられると、損した気持ちになるけど、彼は違うの

私は損した気持ちよ……

良くないわ、その考え
バートナーとは、対等なのが理想よ

へーきよ、ジェラシーに変えてくれてるから
私の愛はケンスケに真っ直ぐ向いてるもの

そう、なら、安心ね

そんなに良かったのか?

マサカズが、イズミに聞いてたんだ

うん、話したでしょ?
身体は奪われたし、気持ちももってかるたわ、
届かない気持ち……
でも、快楽は、安心感がないと……
けど、その人は、そんなものすら凌駕したかしらね

俺より良いのか?

種類が違うわ、貴方とのセックス、好きよ
あのときは、私が遊ばれようと思ったから、快楽を得られたの
納得させられちゃったのよね…
遊ばれようって……

そっかぁ、ムリヤリじゃなきゃ、まぁ、アリだな

ごめんね、軽い女で

軽くねーさ、時期だろ?

うん

マサカズとイズミ、理解しあってるんだな、
上部だけかも、しれないけど



前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫