《MUMEI》
第八回 公衆電話の出現率
今回のDJ 如月恵 奈倉寛
恵「みなさんこんにちは!如月恵です。」
寛「どうも、はじめまして。奈倉寛です。」
恵「奈倉先生はラジオ放送部の顧問で、国語の先生をしています。
先生、何か一言お願いするわ。」
寛「そうですねぇ。放送に関してはあまり詳しくないんですが、これでも国語の教師ですので、テーマの作成に協力できたらなと思っています。」
恵「そうね。そうしていただけると、わたしも助かるわ。
じゃあ、さっそく今回のテーマに入っていこうかしら。今回のテーマは【公衆電話の出現率】よ。」
寛「出現率って、どういうことですか?」
恵「道を歩いていて、公衆電話を目にする確率のことよ。」
寛「なるほど。そういえば、最近は携帯電話が普及してきた影響で、公衆電話を目にする機会が少なくなりましたね。」
恵「そうよね。私自身、公衆電話を利用する機会がほとんどないもの。」
寛「でも公衆電話といえば、有名なシーンがあるじゃないですか。」
恵「?なにかしら。」
寛「タッ●ですよ。あだ●充の。」
恵「、、、?タッ●?」
寛「あれ?知りませんか?」
恵「ごめんなさい。全く知らないわ。
まさにジェネギャね、、、。」
寛「ジェネギャって、、、そんなに歳離れてないじゃないですか!」
恵「あら。15も離れてれば、充分ジェネギャはありえるわ。」
寛「そんなこと言ったら、僕の歳ばればれじゃないですか!」
恵「33よね?しかも独身。」
寛「わぁぁぁ!そのことには触れないでくださいぃ(´д`"")」
恵「事実を述べただけよ。」
寛「うう、、、僕だって結婚したくないわけじゃないんですよ?ただ相手がいないだけで、、、」
恵「それを『言い訳』って言うの。あなた、国語の先生でしょ?女おとす言葉のひとつくらい言えないの?」
寛「うーー、、、『月が綺麗ですね』とかですか?」
恵「、、、は?それのどこが女おとす言葉なの?」
寛「『月が綺麗ですね』は、夏目漱石が『I love you.』を訳するときに用いた言葉なんです。つまり『月が綺麗ですね』は、『愛しています』という意味なんですよ。」
恵「まわりくどすぎよっ!もっとストレートに言わなきゃ。」
寛「えぇ!?無理ですよぉ、、、」
恵「、、、はぁ、これじゃ当分結婚は無理ね、、、」
寛「そ、そんなこと言わないでください!僕だって時期がくれば、、、」
恵「はいはい。時間も時間だから、そろそろ閉めるわよ。今回の結論は【奈倉先生の結婚率よりは高い】で!」
寛「なんですかぁ、それ、、」
恵「文句言わないで。ほら、早く次回予告していただける?」
寛「わかりましたよ、、、。次回のDJは、桃原鈴南と笹村恭でお送りします。次回もお楽しみに☆せーの」
恵・寛『Have a nice day〜』

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