《MUMEI》 連れていかれたのは、ちょっと洒落たお店だったんだ ビールって雰囲気じゃなかったから、 バーボンにしたんだ、 ユズネはカクテルを頼んでた ユズネの会社での姿か… 興味あるな 女性たちの会話を、黙って聞いてたんだ そしたら、俺に説明するように、女子が話し出したんだ ユズネね、しつこく誘われてたのよ、送るよって、酔っぱらいに それでね、私達が付き合ってあげたの 待ち合わせしてるから……ってことは、お泊まりかなって ただ酒飲めたじゃない まぁ、私らと飲めたんだから、安いわよね やぁねぇ、もう、そんな歳じゃないでしょ 昔はコンパ、よくしたわよね いつもユズネがモテモテだったわよね こら、彼氏さんの、前よ、 へーきよ、大抵の事は話してあるわ それにお泊まりって、 同棲してるのよ、ラブホなんか行かないわよ ?!、同棲してるの…… うん、たまには外で飲もうって う、嘘……ユズネ、本当なの? そうよ、会社にはナイショよ ………信じらんない ユズネが……だって…… 言葉を止めてた女子が居たから ちょっとトイレ行ってくるな ユズネにそう言って、席を立ったんだ 俺が居ると、話しにくいんだろうなってさ 、 女性の中に、男ひとりでもたじろがないのね? なれてるのよ、 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |