|
《MUMEI》 上司に夕食を誘われたんだ だから、ユズネに食事は要らない、遅くなる そう、メールした そして、上司から 来期の話をされた 決定ではないけど、移動になると あまり、気が乗らない話だった… NOは、言えなくはないけどね 心構えをしといてくれと言われたら、 なかなかね…… 上司を見送り、ひとり電車で帰宅したんだ ユズネにムカついた…… マサカズの家に居るって、メールが届いてたんだ もちろん、イズミも居るんだろうけどさ…… ソファーに座り、カンビールを、開けたんだ 向かえに行こうとは思わなかった ネクタイを外し、放り投げた そして、カンビールを飲み干す頃、ユズネからメールが来たんだ まだ、会社？ 返信した 今帰ったよって 来てくれる？ …………予想外のメールに、苛立ったんだ 着替えもせず、コートも着ないで、マサカズのマンションまで歩いたんだ、 インターロークの歩道を横切り、ガードレールを乗り越えて 、 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |