《MUMEI》

「男か」






「普通に男の子。同い年の。一之瀬一希」









高橋君はちょっとこっちを見たけど、大丈夫









間違ってはない








「ふぅん。で、そいつがどうしたの」」







「あ、いや。話はその人の事じゃなくて、まい…」










あれ 言えない









高橋君には 言えない








「……ごめん高橋君。私トイレ」

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