《MUMEI》
ボタンで日常
〈東北研究会〉-地学準備室前廊下-


東「あ!はや君じゃん!はろはろ〜♪」


颯「東か。珍しいな。こんな早く来るなんて」


東「ふっふっふ!今日は宿題二つしか忘れてないからね!!」


颯「よし。お前はかなりの馬鹿ということがわかった」


東「んもう!ひどいなぁ」


ブチブチッ


颯「あれ、何の音―」


東「Σボタンとれたぁぁあぁあぁぁぁああぁぁ!!!!どうしよう!!ボタンが!!ぁあぁぁあぁぁあ!!!!」


颯「Σボタンかよ!!うるさいよ!!俺もだけどうるさいよ!!そして落ち着け!!」


東「ボタン…!俺のボタンが…!しかも二つとれた…!!」


ガラッ


杏「うるっさいわねぇ。何廊下で騒いでるのよ。風邪気味な上に中耳炎なのよ?」


颯「え、マジ!?ごめ…」


杏「作者が。」


颯「Σ作者かよ!!関係ないだろ!?つか痛いなら黙って寝てろや!!」


東「ボタンが…シャツのボタンが…!!俺はどうすればいいんだ…!?」


颯「うん。つけよう!?ボタンつけよう!?ボタン持ってるじゃん!つかお前どんだけボタン大事なんだよ!!!!」


杏「貴方っ…ボタンがとれたの…?」


颯「え、何?何で廊下で寸劇繰り広げてるの?」


東「くそっ…迂闊だった…万全の対策をすべきだった!」


杏「貴方は悪くない!!でも…これを打破するには…ソーイング・セットが必要よ…!!」


颯「かっこよくないからね?普通のソーイングセットだからね?」


東「このままでいる訳にはいかない…行こう!!被服室へ!!」


雅「こうして、東、杏、颯一行はソーイングセットを求め、被服室へと向かうのだった…この先に大きな危機が訪れるとも知らず…」


颯「Σお前いつからいた!?そして俺は人数に入ってたのか!?」


雅「ちなみに俺は行こう!!被服室へ!!の辺りからいたぜ」


東「即興にしてはかなりのクオリティーだったよー!!さっすがマサマサ♪」


颯「即興であれはすごいな…」


杏「私もう帰るけど。」


「「じゃあ俺らも帰るわー」」





ガチャ。(閉)

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