《MUMEI》
コンビニで日常
〈放課後〉-某コンビニ内-


店「いらっしゃいませー」


春(え、うわー客俺以外に一人だけかよ…居づらいなぁ。早く済ませよう)


燐(あれ?春くん?私に気づいてないんですかね。帽子かぶってるから顔見えないとかですかね?)


春(お、じゃが〇このたらこバターあった!でもきなこチョコもいいなぁ)


燐(お菓子売り場に直行!?可愛いですね…めっちゃ迷ってますね。え、女子!?)


春(あとどうしようかなー。小腹空いてんだけど、あんま食えそうにないなー)


燐(どうしましょう。話しかけた方がいいのかな?でも私も買い物しなくちゃ)


春(あ!ポテトあるじゃん!あと一個しかないけど…まぁ一人しかいないし後ででいっか。何か見てよ。)


燐(お姉ちゃんにポテト買ってきてって言われたんですよねぇ。Mック行けよ。いやコンビニも美味しいですけどね)


春(つかあの客、どっかで見たことある気がするな…誰だろ?帽子で顔見えないな)


燐(あと一個かぁ。残ってて良かったです。春くん…買わないっぽいですね。ならいいかな)


春(あ、レジに行った。………あぁあ!!ポテト買いやがったあいつ!!!!それならさっさと買えよ!!うわぁ…何か悔しいなぁ)


燐(おつかい達成です!さて、春くん観察といきますかね)


春(あーもーこの感じどうしてくれんだよー。仕方ないなぁ…唐揚げでいいや。ちくしょうが。補充しろや!)


燐(あ、ついにレジに行きましたね。お菓子しか手に持ってないです!すごい度胸ですね)


春「あと唐揚げ一つ下さい」


店「はい!唐揚げ一つですねー」


店2「あ、ポテトってこの位置でしたっけ?」


店「うん。そこだよーあ、あと唐揚げ一つ取って」


店2「はーい」


春(Σえぇえ!?今補充すんのかよ!!頼んじゃったじゃねーか!!!!今さら変えて下さいとは言えねーよ!!!!)


燐(Σ何かかなりショック受けてます!!どうしたんでしょうか?店員さんを恨めしそうな目で見てますね)


春「あれ?燐か?」


燐「あ!やっと気づきましたね〜!私は最初から気づいてましたよ?」


春「気づいてたのか…?」


燐「はい!」


春(わざとポテトを買ったのか!?)


燐「春くん?」


春「お前は俺のことが嫌いなのか…!?」


燐「Σえぇ!?」


春「もういい。帰る」


燐「は、春くーん!?」



ウィーン

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