《MUMEI》
転校生×転校生
友達できるかわくわくドキドキだけど、この学校で失敗しないように頑張らなきゃ!

芹華は、心の中で「頑張るぞ!」と言いながら学校に向かった。


学校に着き、芹華は職員室に入った。

「おはようございまーす・・・」

中に入ると、この前あいさつに行った時に会った先生が出迎えてくれた。

「おはよう、三神さん。さっそく教室に行きましょうか。ほら、中原さんも」

先生の隣りには、髪の長い美少女が立っていた。すごく美人なんだけど、目つきがわるくて、目が合うと舌打ちしてきた。

こ、こわっ・・・!この人ももしかして転校生かな。

「三神さん、そんなに緊張しなくていいのよ。ほら、中原さんも同じクラスになるんだし」

「は、はい・・・」

やっぱりこの人も転校生だ!

もう一度中原さんを見ると、さっきの倍の大きさの音で舌打ちした。

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